大好きな人に、好きだと告げて、
俺も。 という答えが返ることを、想定していなかった。
恋人になる、なんて選択肢は、もともと用意していなかった。
どんなに願っても、叶うことはないのだと。

だから、きっと、ずっと思い続けて。
いつか、恋してたことを忘れられる日まで、ただ、好きでいる。
それだけの日々が続くのだと思っていた。

だから、まだ、この幸せを
どうしていいか分からない。




 Point of No Return 1




「お・・おじゃましまー・・・す」

誰もいないのは分かっていても、ついそう口にしてしまうのは、家主が不在の家に上がり込む罪悪感が、少なからずあるからだろうか。何度か来たことのあるアパートの部屋だが、住人がいないときに入るのは初めてだった。


サンジはひとり、玄関・・・と呼べるのかどうかも怪しいほど狭い上り口で靴を脱ぐと、提げていたいくつもの袋を、どすりとローテーブル(…人んちだからと気を遣って思わずコジャレた言い方をしてみたが、実際はただのちゃぶ台)の上に置いた。
「だあー、重ってえー、手ェいてぇー」
誰に言うでもなく呟きながら、ぐるりとあたりを見渡す。


ちゃぶ台のそばにはローソファ、机を挟んで向かいの壁側にテレビ。続き間のキッチン(…ごめん、台所に訂正)に、冷蔵庫と小さめの食器棚。
今いる居間の隣に、ふすまに仕切られもうひとつ部屋があるが、そこは服とか仕事用の教材とか書籍とかパソコン関係とか、それから布団が置いてある・・・らしい。 サンジはまだそちらに入ったことがないけれど、想像するだけでカオス。ひと部屋にどんだけ無理やり詰め込んでんだよ、とつっこんだぐらいだ。
家主の言葉を借りれば「書斎兼寝室」 そう聞くとなんだかレトロで硬派な感じがして、あやうく一瞬感心しそうになった。あなどれねぇな国語教師。
そのほか、トイレと風呂場があり、それで全部。


一応、居間の掃除はちゃんとしてあるのを見届けて。袋の持ち手のあとが残る手のひらをさすりながら時計を見やる。午後五時二十分。一度帰宅してから家での準備と買い物に、思いのほか時間がかかってしまった。
「あと・・・一時間弱、ってとこか?」
この部屋の本来の主であり、サンジの学校の教師・・・そして、こ、こっっ・・・恋人、のロロノア・ゾロが帰ってくるまでの猶予。 今日は職員会議があるから少し遅くなる・・・。部屋の鍵を渡しながら苦々しげに言っていたゾロの顔を思い出し、ふいにサンジは笑みをこぼした。
「・・・っと、いやいや、急がねえと」
ゾロを思い出すたびにサンジの頬がゆるむのはいつものことだがここで、うひゃぁ恋人って響きすげぇこそばゆいぃぃ!などと身悶えている余分な時間は、残念ながら今は無い。
持参したエプロンを身につけ、食事の準備を超特急ではじめる。バースデーケーキは、甘みを抑えたチーズスフレを作ってきた。もう冬とはいえ室内に置きっぱなすわけにもいかず、狭い冷蔵庫内にスペースを作りなんとか押し込む。


そう、今日は、ロロノア先生の誕生日。なのだ。


付き合いだしてから、初めての、特別な日。
一緒に過ごせることが嬉しくて、楽しみで、幸せでたまらない。
ふたりっきりで、めいっぱいお祝いして、たくさん喋って。
ロマンチックにキャンドルの灯りともして、酒とかも飲んじゃったりして・・・
そしたら。
もしかしたら、いい雰囲気になっちゃったりして。
そしたら、きっと・・・
・・・・・・

「・・・はーやく帰ってこねぇっかなー」

期待の中に落ちる一筋の不安を振り払うように、サンジは鼻歌もどきを歌いながら準備の手を速めた。
きっと、大丈夫。
ゾロもおれのことが好きなんだから。本人がそう言ったんだから。一回だけだけど、言ってくれたんだから。
不安に思うことなんてない。
今日こそは、きっと大丈夫。
自分にそう、言い聞かせながら。




++++++++++++++++++




今からおよそ半年前のことだ、意を決してゾロを映画に誘ったのは。
サンジにとってうまれて初めてのデート、その帰り道。
募り積もった気持ちに耐えきれず思わず告白して、泣きながら諦めようとして・・・
なのにゾロから、俺も好きだ、と応えてもらえて。
―――夢みたいだった。
一緒にいてもいいんだと、言ってもらえたことが
ゾロに抱きしめられて、嬉しくてまた泣いたあの日の夕暮。

それからの数週間は本当に、ただ幸せだった。

昼休みのたびに、一緒に弁当をひろげて、というのはそれまでと変わらないけど。ゾロの帰りが早い日は、彼のアパートまでの道を、偶然を装って一緒に帰ったり。
休日に(学校の近所はさすがにヤバいので)となりの市まで足をのばして遊んだり。
たまに、暗くなった帰り道に気を遣ってか、ゾロから『送ってくか?』と言ってもらえたり・・・
そのたびに『いやいや無理無理、帰れなくなんの自分だろ!あんた、いい加減自分の迷子癖、自覚しろって!』と笑って別れて。でもやっぱり、ひとりになると寂しくなって、送ってもらえばよかったかなぁ、と思ってみたり。

ゾロと、もっと一緒にいたい。

その気持ちは、日を追うごとに増していく。
どんなに時間があってもぜんぜん足りない。
もっともっと、もっと。

普段は無愛想なゾロが、少しでも笑うと、めまいがしそうなほど嬉しい。
ふざけて軽口をたたき合えるのも楽しい。
いっぱいいろんな表情を見せてほしい。
くだらない会話もたくさんしたい。


そんな幸せ絶頂のある日、初めて、部屋に誘われたのだ。

『せんせーの部屋って、おれ、そういや中見たことなくねぇ?』

何ヵ月も前のことで少し曖昧だけれど、昼休みに、そんなような話をしてたと思う。

『あ?そうだったか?』
『うん。なんか、ゴミ屋敷っぽいイメージあんだけど、先生の部屋って』
築年数で言えばサンジよりも年上な、その風情あるアパートの外観を思い出しつつ笑いながら言うと、ゾロは『失礼な奴だなァ』と、それでも笑って、サンジの頬をむにゅうとつねる。
てゆーかこの人さいきん、おれのほっぺた抓るの、癖みたくなってんだけどー!?
『あううう〜〜』
むにむにと揉まれ続けて、サンジは抗議の声をあげるものの、さしたる抵抗もしないのは、
ほんとはゾロに触れられるのが、いやじゃないからなんだけど。
どころかほんとは、嬉しいぐらいなんだけど・・・。

と、そこまで思って、顔が熱くなるのを感じる。
『も、もー、おわり!』
恥ずかしくなって、紛らわすようにぷるぷる首を振り、ゾロの手から逃れると、ごしごしと顔を擦った。
『伸びたらどうすんだよーもおー』
『人の部屋をゴミ溜め呼ばわりしてごめんなさい、は?』
『・・・だっ・・・ぅ・・・ごめん、なさい・・・』
反論してやろうと思ってたのに。
ニヤリと、意地悪そうな笑みを浮かべるゾロに、思わず素直に謝ってしまった。
(わ、こんな顔もするんだ、ゾロって)と、ちょっと見惚れてしまったのだ。
『・・・けど、じゃぁ、すっげーキレイにしてる、ってこと?せんせーんち』
『は?まさか』
即座に否定するとゾロは、人の悪い笑みを更に深くする。
『ずっりーなにそれ!おれ、つままれ損じゃん!』
怒ったふりをしながらも、ドキドキ高鳴る心臓を押さえて、本当にずるい、と思った。

そんな顔までかっこいいなんて、ほんとうに、ずるい。
これ以上ないところまで深みにはまる気がして。
自分でも驚くほど、ゾロが好きで・・・・・・

『帰りに見ていくか?』
『・・・えっ?・・・』
ゾロの台詞に、すぐに反応できなくて、ぽかんとしていると、
『部屋。俺の。』
『あ・・・うん、・・・うん、え、てか、いいの!?」
『ああいいぞ。特になんもねェけどな』
『んーん、いい、見たい!ありがとせんせぇ!』
思いがけずな誘いをもらって、驚きと喜びが交互に湧いてくる。
こうなることを予測してたわけじゃないけど、部屋の話題を出したさっきの自分、よくやった!と褒めてやりたくなった。
はずんだ声で礼をいうサンジに、ゾロが優しく笑う。
『お前の百面相、おもしれーな』とかなんとか、失礼なことを呟いてたけど。
嬉しさでそんなの、気にならなかった。


それまで、扉の前までだったゾロの部屋。
初めて内側に足を踏み入れた感想は、『・・・思ったよりかは、マシ』だった。
もっと酒瓶とか空き缶とか、脱ぎっぱなしの服とか洗濯したての服とか。コンビニ弁当の食いカスとか、口に出しちゃイケナイものとかが床に腐乱散乱してるものと思ってたのに。
オッサンの一人暮らしにしてはキレイなほうじゃね?てかマジ何も無ぇのな。―――ってそれ、ありのまま伝えたらまたほっぺギューの刑に処されたけど。

逆に、必要なもの以外置いてない、シンプルな部屋がゾロらしくて。
それ以上に、内面を見せてくれたことに感動した。
それから何度か―――数えられるほどの少ない回数、少しの時間だけだけど、
ゾロの部屋にあげてもらった。

思えば、あのころが一番、憂いなくゾロを好きでいられた時期かもしれない。と今になって。



++++++++++++++++++



「・・・・・・なにが、ダメなんだろ」
何が原因で、なにもないんだろう。
どうして、恋人らしいことをしようとしないんだろう、ゾロは。


付き合いだして半年経とうというのにまだゾロは、サンジに触れようとはしない。

なんの経験もないサンジには、自分からどうにかするギジュツなんか無いけど、
ゾロのほうはそういうオトナっぽいこと、ソツなくこなせてもおかしくないと思うのに・・・。

だってせっかくふたりきりになれても手もつながない。
まず甘い雰囲気にならない。キスなんてもってのほか。
家にあがって、お茶飲んで帰るだけ。 ってどこの中坊だよ!?

からかうときにゾロのほうが頬を抓ったり、頭を撫でたりはするけれど。
そうされると、サンジの心の中がふにゃんと緩んで、あとはもうどうでもよくなってしまうけれど。
それだけじゃもう、もの足りないのだ。
外や校内では出来ない、のは分かるけど、一人暮らしのゾロの部屋なのに。誰にも見られないのに。
たとえばそうなったときにふつうの両想いカップルがするようなことを、
してほしいな、と望むのは、おかしなことなんだろうか・・・。

あのごつい指が、唇に触ることを
逞しい腕に抱きしめられることを
お互いの唇を触れあわせることを
夢見て望んでしまうのは・・・・・・



「・・・何が、ダメだったんだろ・・・」

鶏ひき肉と飴色に炒めた玉ねぎをボウルの中で捏ね混ぜながら、サンジは先程と同じ台詞を呟き、また溜め息をついた。
その原因に想像を巡らすごとに、どんどん沈んでいきそうになるのを、ぐっと腹に力を込めて耐える。

作った人間の気持ちがすべて味に出る、とは、サンジに料理を仕込んだ祖父の言葉だ。
こんな鬱とした気分でかき混ぜる鶏団子は、だったら、どんな味になってしまうのか。
せっかくのゾロの誕生日に不安でいっぱいになっている場合じゃねぇ、とサンジは気を取り直し、
「おいしいの、食ってほしいもんな」
無理に笑顔を作ると、ふんふふんと鼻歌を口ずさみながら食事の用意に意識を向けた。



++++++++++++++++++



インターホンが鳴って、卓上に取り皿を並べていた手を止め、サンジは時計を仰ぎ見た。
時刻は六時を少し回ったところ。
(あ、そっか、鍵、おれが持ってるんだ)
思い至ってサンジはとたた、と玄関に向かう。
扉を開くと、すでに宵に近い暗空の下、しかめっ面のゾロが立っていた。

「・・・おかえり、なさい」

会議だったからか珍しくスーツ姿。かっこよくて、一瞬言葉につまる。
ゾロの家で彼自身を出迎えるのも初めてなので、少々気恥しさを覚え、サンジはへらっと微笑みながら。
「外、寒かった?ごはんな、鶏団子鍋にしてみたんだけど、せんせー、すき?」
「・・・・・・・・・」
「・・・先生?」

なぜか、微動だにしないゾロを、サンジはきょとんと見上げた。
いまだ玄関の上り口に突っ立ったまま、こちらを凝視して驚いたような顔を。ゾロのそんな反応もまた珍しい。

「・・・おれ、今日来るっつっといたよな?」

もしかして、サンジが来ていることを忘れてたんだろうかと一瞬いぶかしんだものの
昼休みにわざわざ家の鍵まで渡してくれといて、そりゃないだろうと思いたい。
そんな短時間で忘れられるような薄っぺらい存在だったなんて・・・もしそうならおれ泣くかも。
「あ、ああ、悪い・・・」
歯切れの悪いゾロの返事に、え、ガチで忘れられてた!?とビックリした途端、

背中に太い腕が回り、引き寄せられた。

「・・・ッ? せん、せ 」
「ただいま」
言いながら、ぎゅっ、と強い力で抱きしめられる。
腕の力強さに、服越しの体温に、その向こうに感じる心音の大きさに、呼吸が止まりそうになった。
(わ、うわー、ゾロ、ゾロが・・・・・・!)
目の前が一瞬で真っ白になる、息の仕方が分からない、そんなもの忘れてしまった。心臓を鷲掴まれたみたいに。

不意打ちで驚いたから、だけじゃない。
大好きな人からぎゅうってされたりしたら、誰だってこうなるに決まってる。
鼓動が二人分合わさって、もうどっちがどっちのだか分からなくなりそうなほど。

ゾロの心臓、すごい鳴ってる。
「せんせえ・・・ドキドキしてる・・・」
もちろん、サンジの左胸だって、さっきからすごい勢いで鼓動を刻んでいる。耳の中に響いてうるさい。
顔が熱い。触れている部分が熱い。
すこしくるしくて、うれしい。
肩口に顔を埋めすり寄り、回りきらない腕でゾロの背中のシャツを掴んだ。
上着越しに感じるあたたかなゾロの匂いに頭の芯がぼやけて。

「お前、なんでいちいちんなかわ・・・」
「へ?」
頭上でくぐもった声がして、聞き取れなかったサンジはきょとと顔を上げた。
なのにあっという間にゾロは普段の無表情に戻り、するりと腕を解かれる。
「・・・メシにするか」
「あ、・・・うん」
なんとなく、こういうとこ、オトナだなぁと思う。そんでちょっとだけ悔しくなる。
なんで急に抱きしめたのか、さっきなんて言ったのか、追及しそこねたじゃないか。

・・・・・・悔しい、とは少し違うかも。 寂しい。 おいてかれるみたいで。



ちゃぶ台の上、電気コンロで温められた和風だしの鍋がくつくつと音をたてている。
いい具合に茹だる肉団子と野菜の香りの湯気を、ゾロが吸い込み目を細めた。
「やっぱり鍋にして正解?先生、和食好きだよな?」
「ん。美味そうだな」
「あったりまえだろ、うちのじいちゃん直伝の鍋だぜうまいよ〜。せんせ、疲れたろ、おなか空いてねえ?早く食べようぜ。ビールあるよな?飲む?」
「あぁ、まぁ、落ち着け。お前が。」

狭い居間をくるくると動き回り、食事の準備をしながらはしゃぐサンジをゾロが笑っていさめる。
「・・・ビールないの?」
「あるし飲む。が、いいからサンジは座っとけ。ありがとな、メシ」
「―――ッ!、うん」
ゾロに名前を呼ばれ慣れていないのでびっくりして声が詰まる。

あぁしまった、と思った。
大げさに反応するんじゃなかった。
意識してるのを悟られないように、平静を装いたいのにどうにもうまくいかない。
いつもおれ、どうしてたっけ?どうやってこの人と向かい合ってたっけ?


「お前はジュースな」
ジャケットを脱ぎネクタイを緩めながら、片手に缶を二本持って隣へ座りながらゾロが言う。
二人掛けのソファなんだからあたりまえなんだけど、そうすると肩が触れ合うほど近くて
「・・・はい・・・」
「あー・・・ハタチ超えたら飲ませてやっから、今は我慢しとけ。な?」
緊張しきった堅苦しいサンジの返事を、不服のあらわれと取ったのか、ゾロが苦笑いでたしなめた。
何気なく言われたその台詞に、べつにビール飲みたいわけじゃないんだけどな、と思って・・・・・・思ったあとで、はたと気付く。瞬時に顔が、耳まで赤く染まった。

「・・・せんせ、それって」

抑えようと努力してみても、するだけ無駄だ。どうしても顔がほころぶ。
不審げにゾロが覗きこむのを、ふはっと笑みをこぼしながら眺めた。
この、泣いちゃいそうなぐらい嬉しいカンジはなんだろう。

「・・・おれがハタチになったときも、一緒にいてくれるってこと?」

たとえ深い意味などなかろうが無意識の発言だろうが、ゾロの口から出た未来を見据えた言葉に、喜びを隠しきれない。首をかしげて見あげると、ゾロの表情はバツが悪そうに顰められてるけど、目尻がうっすら赤い気がする。
(え、うそ、わー、もしかしてこのひと、照れてる?)
サンジが目も口元もふにゃふにゃにゆるませていると、ゾロが眉間に皺を寄せながら、ぽんとサンジの頭に手を乗せてきた。

「当たり前だろうが。言わせんな・・・クソ・・・」

優しく髪を撫でる手に、紅く染まった目元に。
苦々しく吐かれる声もどこか不貞腐れたような表情も、ぜんぶ照れ隠しなんだと気付いて、サンジの胸がきゅーんと締めつけられた。

「ニヤついてんじゃねェ」

「へへ・・・うれしい・・・ゾロ、すき・・・」

素直に口に出したらなんだか恥ずかしいような甘酸っぱいような、たまらない感情が胸にこみあげてきた。
好きすぎてツライ、ってこういうこと?

おずおずとゾロの肩に額を押しあてたら、手が伸びてきて、左目にかかる髪をはらってくれる。

視線だけで見上げると目が合って・・・・・・ゾロの瞳が光を映しふいに揺らめく。

せんせ?、 呼びかけようとしたらゾロの顔が近付いて―――

降りてくる唇が触れあう寸前、サンジは自然に目を閉じていた。






 2に続く





 
ハッピーバースデーゾロ!!!
2013ゾロ誕三作目にしてラスト、
『茜さす帰路』の先生ゾロと、乙女生徒サンジ(笑)ふたたびです。

前作を御存じないかたのためにネタばれ一行あらすじ:
 【思い出にしようとゾロをデートに誘い、帰り道で告り告られ恋人どうしに】
というお話でしたので、それさえ知っていれば前作読まずとも分かる…と思います…(笑)

お読みいただきありがとうございましたー!
続きもお待ちいただければ幸いですv

2013.12.14