ゾロサン★リレー(医者パラレル編)


 
【 1 】 比翼刹那様





 「あら、サンジ先生今日はコレで終わりかしら?」


 「あっ、ロビンちゅわんvうん、昨夜から患者さん来っぱなしだったしね。ちょっと休ませてもらうよ。この後はクソジジイが交代してくれるからさ。」


 「ゼフ先生ね、分かったわ。お疲れさま。」


 ココはとある町にある大学付属病院。


 俺はこの大学の卒業生で、今は同じ病院内の内科で医師をしているゾロもその1人だ。


 最初はとことん気の合わない奴だと思ってたけど、一緒に六年間も学んでたらそんな悪い奴じゃないってことも分かった。


 っていうか・・・五年の時に俺達は・・・その〜、恋仲・・・ってものになって。

 それで今に至る。


 就職先も一緒だし、同じ大学病院内ならいつでも逢えると思ってたんだ・・・学生の時みたく毎日。


 でも、実際は違った・・・それじゃなくても忙しい小児科と内科。


 分かってはいたけど・・・これだけ逢えないと流石に凹むというか・・・淋しかったり。


 だってもう一週間だぞ!一週間。


 「ふぁ〜ぁ・・・、一眠りでもするか。また夜は忙しくなるしな。」


 一眠りしようと俺は医師用の休憩室へと足を運んだ。


 「・・・ッ・・!?」


 「・・・んぁ?・・あ〜・・ぐる眉。」


 室内のソファに寝ていたのは紛れもなく今逢いたいと思っていた緑色で。


 そいつは一週間ぶりの俺に・・・恋人に向かって・・・。


 「テメェ!!一週間ぶりでぐる眉とはなんだぐる眉とわぁぁぁ!!」


 「うるせぇ・・・昨日寝てねぇんだよ、頭に響くから静かにしろ。」


 「うるせぇ、クソマリモ!!俺だって昨日寝てねぇんだよ!!」


 まぁ・・・学生時代あんだけ寝てた奴が徹夜ってのはきついんだろう。


 そんなわけで俺は一週間ぶりにゾロと逢ったのだ。





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→2 (雪城さくらへ続く)