【 6 】 比翼刹那様
イッちまった・・・しかもゾロの口で、生徒の口で。
しょうがねぇだろ?俺だってまだまだ若いし、最近仕事忙しくて抜いてなかったし。
それに・・・それに・・・。
言い訳を考えれば考えるほどイッちまった自分に空しさがのしかかる。
「・・・はぁ、・・ぁ・・」
「美味かったぜ・・・先生の。」
「テメっ・・ロロノア!いつまでも舐めてんじゃっ・・・」
「先生・・・し〜。まだ部活やってるとこあんだからよ。」
ぎゃーぎゃーと騒いでいれば言葉の途中で人差し指を唇にあてられ言葉を静止された。
悔しいけどロロノアの言うとおり。
まだ学校が終わって一時間ほどしかたってないのだ。
「早く、はずせよコレ。俺は帰る!」
「なに言ってんだよ、楽しみはこれからだろ?」
・・・・!!??
この緑色は何いってやがるんだ?
俺には解読不可能だ。
「ばかっ・・・何言って・・ッ・・ロロノア!?」
言葉の途中で視界がぐるりと逆転して、俺はいつの間にかテーブルの上にうつぶせにして寝かされている。
「いっつもあんた言ってるだろ?イベントは教師と生徒がどっちも盛り上がって楽しまなくちゃダメだって。・・・先生だけってのはずりぃんじゃねぇのか。」
はい・・・確かにごもっともで、でもコレはイベントとは違うだろ!?
って、そんなことがこの野獣と化した生徒に通じるわけがない。
ゾロが下着を掴んだと思えば俺の尻は一気に外気にさらされた。
さっきの快感の名残もあって腰がピクピクと震える。
それをこいつが見逃すわけもなく・・・
「なんだよ・・・さっきイったばかりなのにもう、欲しくなっちまったのか?」
「そんなんじゃ・・って、なんだ教師にたいしてその勝ち誇ったみてぇな言い方は!」
「俺が勝ってるのは事実だろ。・・・いい加減あきらめろ。」
そうゾロの声が聞こえた直後、続きの文句を言おうと開いた俺の口から出たのはゾロへの文句でなく噛み殺したような吐息だった。
感じた事もないような圧迫感と痛みに全身に力が入る。
「・・・ッ・・く・・痛ぇよ・・」
「やっぱなんかなくちゃダメか。」
しんじらんねぇ・・・こいつ今俺の尻の穴に指いれようとしやがった。
いや、男同士の仕方は知らない訳じゃねぇけど・・・どうしよう、こんな痛いもんなのか?
無理、無理。
ぜってー指なんて入らない、ゾロの一物ならなおさらだ。
「先生、なんか滑りやすくするやつねーのか?薬品とか。」
「お前は俺の尻を何だとおもってんだ!薬品なんて使ったら危ないにきまってんだろ。」
「そうだよな〜・・・でも、なんかないといてぇだろ?」
「クソ痛ぇ。・・・今回は見送るって選択肢はねぇのか?」
「無い。」
そうですか。
まっ、そうだよな・・・俺だって好きな女の子をこの状態で目の前にして先送りって言われたって絶対無理だ。
俺は大きくため息を吐いた。
「鞄の中・・・。」
「あ?」
「鞄の中にジェル状のワックスあるから。」
はじめ俺の言葉を聞いてゾロはちょっと驚いたように目を見開いていたが、しばらくするとニィっと笑って了解といいながら俺の鞄にワックスを取りにいった。
⇒7(雪城へつづく)
このあたりから、毎回、えろミッションが課せられていきました・・・
そしてお互いに、どんどんえろくなる宿題の出し合いっこで首をしめ(笑)
次回ミッション「ヘアジェルで蕩かされるサンジ先生」