恋するカラダ






「あっ、は・・・や・・っも、いいだろ・・」

「まだだ。ちゃんと裾、持ってろよ?」


ピンクのシンプルなエプロンの裾を、胸の辺りまでたくし上げ、サンジは喘いだ。

視線の先には、跪いてサンジの股間を舐めしゃぶるゾロの頭。



明るいキッチンで。

立ったままゾロの口淫を受ける。

エプロンだけを一枚、身に着けた状態で。

その倒錯的な己の姿に、サンジは頬も耳も、首筋も、胸元までも真っ赤に染める。



じゅぶぶ、と水音を立てて吸われ、背後のテーブルに腰を凭せて震えた。

カリの部分を優しく舐められたかと思うと、全体を喉奥深く銜えられ唾液を塗りつけられる。

戯れのように鈴口に舌先を突っ込まれ、陰嚢をくりくりと揉まれて。

(やべ・・ちんことける・・っ)


「んん―――あっ、ああぁあんっダメッ!っだめだ・・・っん」

目を潤ませて必死で快感をやり過ごそうとするサンジだが、ゾロはそれを許さず、なお強く啜った。

「っうぁああだ、ぁ、ア―――!!!!」

一際甘い声で啼いて、ガクガクと腰を揺すり、サンジはゾロの口内に精液を吐き出していた。









「・・・は、ぁあ・・・っふぅう・・」

息も整わぬまま、四つん這いにされ指で割り開かれた尻の孔に

サンジの出した粘液を、ゾロが口からぢゅるぢゅると吐き出し、注ぎ込む

「くぁあん・・・・な、か・・や、やあっっ」

体内に満たされる熱い液体を感じ、サンジは泣きながら尻を振るが。

「いっぱい出たなァ?」

全てを注ぎ終えたゾロは、サンジの尻たぶを撫で、からかうように笑った。

そのまま、薄い尻の肉をむにゅむにゅと揉まれ、溢れ出そうな感覚に、サンジはギュッと腹に力を込める。

うあぁ、そんな、揉んだら駄目だって!!

「やだっ!出てっちゃ・・う・・・っイあ・・!!」

言うと同時に、内腿に伝う雫の感触。

「もう出てる」

ク、と喉の奥で笑い、ゾロは後孔から漏れ出たサンジの精液を指で拭い、尻に塗りつけた。

サンジはカアァっと頬を赤くする。頭の芯がじわーっと痺れるような感覚に襲われる。


意地悪っ!!イジワルイジワルイジワルーーーー!!!


最初の頃は、痛がるサンジを気遣ってか、ゾロは決して無理なことはしなかったし、

優しく優しく・・・それこそ、壊れ物を扱うかのように抱いてくれてたのに・・・。

サンジが感じるようになった途端、いやらしいことをいっぱい囁いて、とんでもなく恥ずかしいことを要求してくるようになった。


それでも、そんな酷い恋人なのに、『意地悪してるときが一番カッコイイ』と思ったり、

恥ずかしいことをされたほうが気持ちいい、と思っているのだからサンジも重症だ。


ちょっとぐらいなら無茶されてもいい、とも思っているのだから。

・・・・・・そんなこと、死んでも言えねぇけどなっ



感じすぎて潤んだ瞳でギッ!!とゾロを睨みつけると。

ゾロはちょっと「お?」と言って、またニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。

「どうした?物足りねぇか?」

そう言って、入り口(いや、正確には出口だが・・)にぬるぬると体液を塗りつけていた指を、ゆっくり後孔に挿し入れてきた。

ヌルンと入ってきた指の感触に、サンジはビクッと肩を竦めた。

「あふ・・あ・・・うぅ・・ん、ぞろ・・・」

「すげー、ナカ、おめぇの出したもんでぐちゃぐちゃだ」

「やっ!やだばかっアぅん!!」

グリッと一番感じるところを強く擦られて、背を反らす。

「ひゃァう・・・あっあっアア、ゾロそこば・・・っか・・やめ・っ」

サンジの反応に気をよくしたゾロが、同じところを抉るように擦るのに、その度ビクビクと体が跳ねる。

「ここが一番感じるんだろ?ん?」

「いあぁっん!」

「もっと擦って、って言えよ」

言えるかボケェ!!っと怒鳴りたくても、口を開けば出るのは甲高い喘ぎばかりで。

サンジは泣きそうになる。実際ちょっと涙ぐんでたりもした。



だって、もう指じゃ足りない。

体が熱くて、熱くて、おかしい。

こんなはずじゃなかったのに。どうにかなりそうなほど気持ちいいだなんて、思いたくねぇのに。



ゾロの大きなものを埋め込まれて揺すられる快感を覚えた体が。

もっと奥へと、強請るように疼く。

体内を擦られる感触で、腹の奥や、手の先や、頭の芯が、じんじんと痺れる。

それだけでイってしまいそうだった。


だけど、このまま入れられずに、イキたくない。


ゾロも、一緒がいい・・・・・・。


「ゾロぉ・・・・・も、やだよぉ」

なぜか甘えるような声音になってしまって、内心舌打ちをするが、

「ん?じゃぁどうしてほしいか言えよ、そのとおりにしてやっから」

サンジのナカから指を抜き、目の淵を赤く染めて促すゾロを見るだけで、体がビクンと震える。

顔を真っ赤にしながら、ゆっくりと向きを変え、ゾロに向かって脚を開くと、

「ゾロ。い・・・れて、くれ・・・」

エプロンをまくり、自分で膝を抱えて、秘部をゾロに見せ付けながら懇願した。


は・・・恥ずいぞこれ!! 何回やっても!!

なんでゾロはこんなこと言わせてぇんだ? おれにこんなカッコさせて楽しいわけねーだろーに。


ゾロは、サンジが強請るまで入れてくれないことが多い。

たまに、餓えたみたいにがっつかれるときもあるけど。

友人関係が長かっただけに、ゾロのこんな一面を見れて嬉しい、とは思いながらも、

『こいつ、ちょっと変態さん入ってたりすんのか??』と少々不思議に思っていた。



けれど、サンジが強請ると、ゾロは必ず与えてくれる。

意地悪く焦らしても、「入れて」と言った後は、優しく、大切に抱いてくれたりする。


そのギャップがたまんねぇ・・・。ということに、サンジも実は気付いていた。


「入れっぞ」

「うん・・・・・・」

顔を見合わせて、キスをしながら。

中に、ゾロが入ってくる。


思ったよりもゆっくり犯される体内に、自然 体が蕩ける。

「ぞ・・・ろ、・・っふ・・・ぅんっ」

「サンジ・・・いいか?」

中に流し込まれた己の精液とゾロの唾液が押し出され、ぶちゅぶちゅを卑猥な水音を立てるのを聞きながら、サンジはゾロの背に手を回した。

掴まってないと、くず折れそうで。

思わず耳を塞いでしまいそうで・・・。


「うご・・けよ・・・・・もっと・・・」

「・・・んなこと言ってっと、中に出しちまうぞ?」

「・・・いい、いっぱい出せ。おれんナカ・・・」

「・・・・・・煽んなって」

減らず口を叩くことで、ちょっと意識が戻ってきた。

サンジは、ゾロの精悍な顔が歪むのを見上げると、へへっとはにかんで笑った。


ゾロが、耐えるみたいな顔してるときが一番好きだ。

ちゃんと、おれで感じてくれてるってことだろ?

いいよ、中に出せ。おれん中、ゾロでいっぱいにしやがれ。


もういっぱいいっぱいだけどな。

だから、お前も、おれでいっぱいになればいい。

とりあえず今は・・・


せいぜい煽られとけ、エロ講師。


心の内でニヤンと笑って、目を細める。魅惑的に、うつればいい。と願いながら。

「ゾロ・・・もっと、突いて・・・おれん中、ぐちゃぐちゃにしてくれ・・・」

熱を込めて囁くと、後ろに埋め込まれたゾロが、ビクビクっと震えるのを感じた。

「ぐっ!」と低く呻くのに、サンジは嬉しくなって、思いつくまま、ゾロを煽る手段をとる。

「ココ、も、さわって?」

エプロンで隠れていた乳首を露にし、指で挟んでこねながらゾロを見ると。

浮かされたように、そこに手を伸ばされて、

「あぁぁんっ」

と素直に息を吐く。


ゾロの瞳が、じわりと鈍い光を帯びた。

「あ・お・ん・な!っつーのに!!」

「え・・・っ?うわ、あぁぁぁっ」

いきなり激しく律動を開始され、サンジはゾロにしがみつく。

乳首を摘まれながら揺すられて、切れ切れの声が出る。

「あっ、あん、ん・・・ぞ・・・ぉろ、あ、あ、あ、いいっ」

「・・・・サンジ・・・っっ!!」

「ゾロっ、イイっ!い、あ、ぁああっ!」

奥の奥。いっそう狭まったトコロをグリグリ突かれて、

自身の性器をゾロの濃い緑色の陰毛で擦られ。

「ゾロっ、ゾロ・・・いっちゃ・・・だめ、っク、ぅん―――!!!」

眩暈を感じながらサンジは達していた。






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二人して冷たいフローリングに寝そべり、ぜぇはぁ荒い息を吐いているとき、

「サンジ・・・・・・腹ァ減った。」

ぼそりと呟かれたゾロの言葉に、サンジは腰のだるさも忘れて跳ね起きた。

「あ・・・ったりまえだろーが!!おめぇが帰ってくるなりサカったりするからだ!!せっかくメシ作ってたのに、冷めちまったよもう!!」


ぶつぶつ文句を言いながらも、最終的にでろでろに溺れた記憶もなんとなくあるので、強くは言えない。

・・・もう充分言ってる気もするが、それでも言ってやりたいことはまだまだたくさんあるのだ。

しゃーねぇ、メシあっためなおすか・・・

と立ち上がり・・・・・・内股を伝う、生ぬるい水滴・・・・・・しかも、やげに粘ついた。

(思いっきり、ナカで出しやがってこんにゃろう!!!)


全身が、火がついたように熱くなるのがわかった。

それが、嫌悪感じゃなくて、羞恥と快楽だってのが、なおのこと救われねぇ。

真っ赤になったサンジに、ゾロが薄く笑う。

「メシ食ったら、風呂入れてやるからな」

「・・・うぇ?」

「ナカのもん、全部掻きだしてやる」

「・・・う・・・」


予備校の生徒たちが、この笑顔を見たらどう思うか。

いつもクールでかっこいいロロノア先生が、こーんなニヤケたエロ顔晒してるって知ったら・・・!!!


・・・・・・人気上がっちまうんじゃねぇか??



結局、お互いべた惚れの自覚もないまま、夕食後は

片付け中のキッチンでもう1回、

バスルームで2回、ベッドに運ばれ抜かず3発。


(・・・風呂の意味ねぇ!!)とサンジが気付く間もないほど、おいしくいただかれたのは言うまでもない。







End v







この人たちはもうずっとこんなかんじだといいと思います(待て)



お読みいただきありがとうございましたv