ゾロサン★リレー(医者パラレル編)


 
【 4 】 雪城さくら




ソファの上で、ゾロに跨り、胸に舌を這わされる。


さっきまで、あやすような素振りを見せていたかと思えば、もう、血に餓えた獣の顔をしている男。


(たまんねェ・・・)


だいたいからして、今日のサンジはおかしいのだ。


いつもとどう違うのかと問われれば、はっきりとは言えないものの。


とにかく、ゾロと、したくてたまらない。



あの大きなモノを奥の奥まで受け入れて。

何も考えられないほどに溺れたい。

早く・・・早く。


「ゾロ・・・も・・コッチ・・」


脇腹を這う、硬い手をとり、下の方へと滑らせる。


乳首を軽く噛まれながら、素早くベルトを外され。


「ン・・っ」


サンジはピクン、と体を震わせる。


腰まわりをベルトが擦るその感覚ですら、快感にすり替わってしまうのだ。


全身が、ビリビリしている。久しぶりだからか。もう、どうしようもないほど昂ぶっているらしい。


ズボンを脱がすゾロに、協力するように腰を浮かすと、意地悪な視線を向けられた。


「どうした、今日はやけに素直じゃねぇか」


いつもは、サンジが感じ始めるまでは、恥ずかしがったり悪態ついたりで、なかなか先に進まないことを示唆しているのだろう。


「・・だ・・ら、おれも・・・アッ・・余裕ねェんだ・・ってば・・」


まだほとんど何もされていないのに、息が上がっているサンジを、ゾロは「へぇ」と楽しそうに見下ろす。


「時間がねェのが勿体ねェな」


そのへんの引き出しからごそごそと、何かを取り出しながら言うと、


下着も一気に脱がし、サンジの腰を、己の顔の位置まで引き上げた。


「っわ・・!」


狭いソファの上、サンジは下半身を持ち上げられ、ゾロの眼前に尻を曝す体勢になる。


立ち上がりきった屹立から漏れる先走りの汁が、サンジの胸元にトロリと垂れた。


「ゾロ・・・やあ・・・っ!!」


「膝の裏、自分で持ってろよ。・・時間が、ねぇんだろ?」



・・・んなこた分かってる!

シたけりゃ、おれが協力するしかないって。恥ずかしがってる場合じゃないって。

けど、・・・なんか、お前の顔が、必要以上にいやらしいから。

ぜってーこの状況を楽しんでるとしか思えないんだっての・・・!



サンジは羞恥を堪え、両手で膝裏を抱えた。


ソコへ、ゾロがチューブからゲル状のものを搾り出している。


「つめた・・・っ!! おま・・・それ、手術用のじゃ・・・!!か、ってに使って、いいのかよっ?!」


てか、何でそんなもんがココにあるんだ?!


「気にすんな。俺の私物だ」


えええええ、なんで持ってんのーーーー!!!


驚きに目を見開くとゾロは笑って、こんなこともあるかと思ってな、としゃぁしゃぁと言ってのける。


「麻酔効果もあっから。一石二鳥だろ」


うわぁ、おれのコイビトは、どこまでアレなんだ・・!!


「コッチ可愛がってやってる暇がねェのは残念だがな。オラ、いいから、息吐け。そのままじゃ辛ぇぞ」


なんだかんだ言っても、受け入れる側のサンジの体を気遣って、のことだとも分かっている。


ぬるついた感触のする後腔に、ぐぶ、と差し入れられる節の硬い指に、サンジは思わず息を詰めそうになるが。


言われたとおり、ハ、ハ、と浅く呼吸を繰り返した。


サンジが息を吐くたびに、奥へと入り込み、グルンと内壁をかきまぜる。


「・・ウ・・んぁ・・あああっ!」


前立腺を見つけたゾロに、そこを押さえられ、


サンジは短い喘ぎを漏らした。


「・・・声、おさえたほうがいいんじゃねぇのか?」


「んーーーっ!ン、んん・・っっ!」


医局内にはまだ人はたくさん残っている。いつだれが来るとも知れない、こんなところで。病院の中で。


白衣も服も脱ぎ捨てて。


ゾロとこんなコトを、している事実が・・・・


「それとも、誰かに見られたほうが燃えるか?」


意地の悪い恋人は、からかうように言って、前立腺を引っ掻く。


「・・っふ、ア・・だ、めえっ!」


「ンなこと言いながら、お前、締め付けてるぜ?」


「〜〜んぅ!だ、って・・あぁぅ・・ぅ」


ゾロの台詞に呼応するかのように、ぎゅうぎゅうと締める後腔を揶揄され、サンジは顔を背けると、必死で口元を手で覆った。



見られる、のは絶対に、何があっても嫌だけど・・・

『見られる かもしれない』と思うのは、いつも以上にスリルがあって、余計に感じてしまう。

そんな体にしたのは、他ならぬ、ゾロだったけれど。


「やぁ・・っん、ゾロ・・。もっと・・・」


潤んだ瞳で見上げると、


「ヤラシイな、マジで」


そう言うゾロのほうこそ、よっぽどいやらしい顔をしている。


「防音もきいてるし、鍵かけてあっから、心配すんな。お前は遠慮なく、喘いでろ」


「ん・・・イ・・ひあ・・ぅ!」


口では優しげなことを言ってはいるが、サンジを攻め立てるゾロの手には容赦がない。


二本に増えた指が、入り口を拡げようとナカでうねる。



まだ一度も触られていない性器から、トロトロと、止めどなく先走りが流れ落ち、サンジの体を伝っていく。



「ああぁっん、ゾロ・・ゾ、・・ん―――!」



もどかしいほどの快感に、サンジは、急くようにゾロのズボンに手をかけた。





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ここまでご覧くださったお嬢様vありがとうございましたーvv

以下、絶賛
連載中断中(オイ)の言い訳です・・・;

いやあのですね、ここご覧くださったかたは、ご存じと思いますが、
某ブログでのお友達、比翼刹那様とわたくし雪城さくらのコラボSS。
前回の教師×生徒、に続いての第二弾となるわけですよ。
なるわけですよ、って、さも現在進行形のように言ってますが・・・
1話目を刹那様が書いてくださったのが、2007年5月だったり;
そして私が4話目を書いたのが、2008年2月だったり。
もうこの時点で、1話〜4話の間に、1年弱あいちゃってますよね(笑)←いや笑ごとかv
そして、今(サイト更新現在)2009年5月です。1話目から、2年経ちました(笑)
2年あれば、いろいろありますよね?状況も変わっちゃいますよね。
刹那様も私も、お互いにプライベートで時間を取られ、更新がままならない事態になったまま、
連載中断、みたいな?(こら)
でもここまで書いたのだから、せめてサイトにあげさせていただこうと思った次第にございます。
またいずれ、続きを書ける日が来ることを、祈りつつ・・・


中途半端ですみません・・・!!!(土下座)




雪城さくら