【 12 】 比翼刹那様
変に動けなくなっちまった俺に気遣うことなくゾロはいきなり俺の脚をグイッと高くあげる。
ありえねぇ!何だこの恥ずかしい格好!?
知識は多ければいいというもんじゃないと俺は身をもってしらされる。
エロ本なんか読むんじゃなかった。
読まなけりゃあ、こんな格好させられてもゾロに俺がどう見えてるかなんてわからねぇだろ?
ああ、わかっちまうさ!
本でレディーが同じ格好してたからな。
「おぉ、先生ココすっげぇきれいなピンク色だぜ?」
「言わんでいい!!ってかさっさと脚はな・・・んぁっ・」
話している途中で丸見えになった秘孔にふぅ〜っと息を吹きかけられれば、直接触れられて無くてもまだ何も入っていないそこを締め付けてしまう。
「先生、息かけただけなのにヒクついてるぜ?」
「うっせぇ!・・ひぁ・、ぁぁ・・ぁはぁ・・も、ダメ・・」
定期的にフゥ、フゥっと息をそこへ吹きかけられればその息にあわせるように俺の躯は俺の意志に反してヒクヒクと秘孔に力をいれる。
カチャリと下の方で音がする。
そのうちピチャピチャと音がして俺は思わず下を見た。
「・・・ロロノア?・・っ!?」
見たことを後悔した。
そこにはワックスを自身に塗りつけるゾロの姿。
ってか、あのでかさは何だ!?
夢か?・・・夢だよな、夢。
・・・って、今更夢なわけあるかァァァァ!
「なんだよ・・・そのアホ面。」
「うっせぇ!それなんだよ、ありえねぇ!」
「はぁ?先生にもついてんだろうが。さっきまで俺がじっくり弄って・・」
「だぁぁぁ!黙れ、いいか?俺にはそんな卑劣なもんついてねぇ!凶器だ凶器!」
絶対あんなもん入るはずがない、無理だ無理!どう考えても無理だろ?
「あんまりうるせぇ事言ってるとまた口塞ぐぞ。・・・ったく、いい加減かんねんしやがれ。わかってんだろ?俺、今までずっと我慢してきたんだぜ。」
・・・知ってる。
今までにこの理科室で逢うたびに「触りてぇ。」だとか「入れてぇ。」だとかいろいろ言われてきたがことごとく俺は断ってきた。
教師と生徒だからってのを言い訳にして。
でも、本当は違ったんだ・・・教師と生徒だからなんて事、初めてこいつとキスしたときから問題じゃなかった。
「先生。」
俺が怖かっただけだ、行為もこいつに全てをあずけることも。
「・・・サンジ、入れるぜ?」
ったく、一丁前に名前なんて呼びやがって。
「いいぜ、ゾロ。・・・こいよ。」
両腕を広げ余裕をかましたように笑って俺はロロノアを・・・ゾロを受け入れた。
「・・んくぁ・・ぃ・てぇ・・ぁあ!」
「きついな・・・、もうちょっと力抜け。」
力なんてどうやって抜けばいいか分からない。
何もかもが初めての感覚で息の仕方さえ忘れそうだ。
ゆっくりと目を開ければそこには苦笑するゾロの顔があって、口付けを交わせば不思議と力が抜ける。
抜けた瞬間を見逃さずゾロの熱い物は俺の奥へと入り込む。
「・・はぁあっ・・っ・・」
「全部入ったぜ?・・・それじゃあ、いくか。」
「・・何・・をだ?」
「言ったろ、乳首と後ろだけでイけるようにがんばれよって。」
目の前にはにんまりと嬉しそうに笑うゾロの顔。
そんなゾロの顔を俺はただ、ただ見つめることしかできなかった。
⇒13 (雪城へつづく)
サンちゃんを乳首と後ろだけでイカす。難題がそのまま返ってきました(笑)