【 Birthday Night 番外編 】






格納庫にて。


「クソダーリン、ハッピーバースデー?」


「なんで疑問系なんだよ。」


「なんでって・・・なんで? まぁいいや。なぁな、もっかい言えよ」


「なにをだ」


「さっき言ってたことだよっ。」


「言ったらまた蹴るんだろうが。二度と言うか」


「蹴らねぇ蹴らねぇvv最後のだけでいいからさ」


「あ?何言ったおれぁ?」


「覚えてねぇのかよっ!!」


「あぁ、尻の揉み具合は最高・・」


「ちっげぇーーーー!!!」 (蹴!!)


「うごぁ!?おい!蹴らねぇっつったじゃねーか!!」


「誰が尻の話しろっつた!?あぁ!?」


「じゃぁなんだ?どれだ?」


「そりゃ、あれだよ!あの・・あ、・・あ・・・」


「あ?」



「あ・・・あい・・・・・・・・うわぁぁぁぁあああああ言えるかぁぁああ!!!!」


「お前が照れてどうすんだよ。・・・あぁ、あれか。愛してぐおっ!!」


「言うなクソマリモ!!オロすぞっ!?」


「なんで『愛してる』っつってオロされなきゃなんねぇ。犯すぞ」


「!!!おっめぇはぁ〜〜〜人の顔見りゃ、犯すとか尻とか乳首がどうのとかっ!!!
んなことしか頭にねぇのかクソ変態やろう!!」


「ねえ!」


「っは!?」


「おめぇとヤルことしか、考えてねえ。今も、すげぇヤリてぇんだ」


「・・・結局、カラダだけかよっ・・・クソ」


「カラダだけ満足してぇなら、おめぇみてぇなめんどくせぇの選ぶかよ」


「め!めんどくさいってなんだクラァ!?」


「・・・はぁ。そーゆうとこだよ。ま、惚れちまったもんはしょーがねぇけどな」


「・・・ほ・・・惚れ・・・てんのか・・?」


「当り前だろうが。誰が惚れてもねえ男、毎晩抱きてぇと思うかよ。」


「そ・・・そうです、よ・・ね?」


「あぁ。おめぇも惚れてんだろ。」


「なんで断定だよ。・・・あぁクソっ!惚れてるよ!!これ以上ねぇくらいな!!」


「そうか」


「そ・・・な嬉しそうな顔すんじゃねぇよ、アホマリモ。だいたい、今まで何にも言わなかったのに、
なんでいきなりんなことばっか言い出すんだ?」


「あ?おめぇが言えっつったんだろ。」


「・・・だっけ? にしても・・・」



「なぁ、サンジ。こっち向け」



「・・なに」



「おめぇも言え。サービス、してくれんだろ?」



「・・・う。あぁもう!!今日だけだからな」



「ま、そういうことにしてやる。今日はな」



「・・・ゾロ・・・愛してる・・・」






恋人たちの甘い睦言を秘めて、誕生日の夜は更ける。





 
END